イタリアン フィリピンのレストラン情報
定番のピザやパスタはもちろん、高級料理からほっこり家庭料理まで、 美味しいイタリアンを堪能できるレストランをご紹介します!
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イタリアンは、フィリピンにおいて非常に人気があります。その普及の背景には、以下の要素があります。
■スペイン植民地時代の影響:スペインがフィリピンを植民地支配していた期間(16世紀から19世紀)に、スペインとイタリアの間で文化的な交流がありました。スペイン人の宣教師や植民地支配者がイタリア料理をフィリピンにもたらし、その影響が広まったと考えられています。
■移民の影響:20世紀以降、イタリアからの移民がフィリピンに定住し、イタリア料理を紹介しました。彼らはレストランやカフェを経営し、本格的なイタリア料理を提供しました。移民の存在がフィリピンのイタリアンの普及に大きく貢献しました。
■メディアの影響:映画やテレビ番組などのメディアにおいて、イタリアンが積極的に紹介されました。イタリアンの魅力や特徴が広まり、一般の人々の興味を引きました。
【イタリアンの代表的なメニュー】
■ピザ(Pizza):フィリピンのイタリアンで特に人気のある料理で、薄くてもちもちとした生地にトマトソースやチーズ、さまざまなトッピングをのせて焼き上げます。マルゲリータやマルゲリータ・ピッツァ、クワトロ・フォルマッジ(4種のチーズ)などが有名です。
■パスタ(Pasta):多種多様な形状やソースで楽しむことができるパスタは、イタリア料理の基本とも言えるメニューです。スパゲッティ、リングイネ、フェットチーネなどの種類があり、ボロネーゼ、アラビアータ、ペスカトーレなどのソースと組み合わせて提供されます。
■ラザニア(Lasagna):ラザニアは、層状に積み重ねたパスタとミートソース、ホワイトソース、チーズで作られる料理です。オーブンで焼き上げられ、チーズが溶けて香ばしく仕上がります。
■オッソブーコ(Ossobuco):仔牛のすね肉をトマトとワインで煮込んだ料理で、柔らかくてジューシーな肉が特徴です。一緒に煮込まれる野菜と絡まったソースが絶品です。
■カプレーゼ(Caprese):トマト、モッツァレラチーズ、バジル、オリーブオイル、塩、黒コショウを組み合わせたシンプルなサラダです。新鮮な材料を活かした爽やかな味わいが魅力です。
フィリピンにはショッピングモールなどで気軽に楽しむことができるイタリアンチェーンから、イタリア出身のシェフが腕を振るう本格的なイタリアンレストランまで、数多くのイタリアンレストランがあります。
【フィリピンのスパゲッティは甘い?!】
日本ではあまり馴染みがないですが、ファストフードのハンバーガーショップでもスパゲッティのメニューを見かけるほど、イタリアンは広く浸透しています。一見トマトソースのように見えるスパゲッティですが、食べてみるとそのソースの甘さに驚く方もいるかもしれません。このソースには、フィリピンの代表的な調味料、バナナケチャップが使われています。
バナナケチャップは、すりつぶしたバナナに砂糖、ビネガー、スパイスを加えて作られており、元々の色はバナナの色ですが、トマトケチャップに近づけるために着色料を入れているそうです。第二次世界大戦時の食料不足の中で、トマトケチャップが不足し、代替品として作られたのがバナナケチャップです。フィリピンではバナナの生産量が高く、通年安定して流通、コストも安価なため、その後も国民の食卓を支える調味料となりました。バナナケチャップは元々のバナナの糖分に加え、さらに砂糖も加わるためトマトケチャップに比べて甘味が強いのが特徴です。
コシがない柔らかな麺と、甘いソースでいただくフィリピンのスパゲッティをぜひ一度試してみましょう。